市販品とオーダーメイドのスポーツマウスガード、どちらを選ぶべき?違いや選び方を解説
スポーツマウスガードを作ろうと思ったとき、多くの方が最初に悩むのが「市販品でも十分なの?」「オーダーメイドは何が違うの?」という疑問ではないでしょうか。
市販品は手軽に購入できる一方で、歯科医院では一人ひとりのお口に合わせたオーダーメイドのスポーツマウスガードを製作できます。どちらにも特徴がありますが、競技や使用目的によって適した選び方は異なります。
この記事では、市販品とオーダーメイドの違いを分かりやすく比較し、それぞれのメリット・デメリットや、どのような方に向いているのかを歯科技工士の視点から解説します。スポーツマウスガード選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
市販品とオーダーメイドのスポーツマウスガードの違いとは?
スポーツマウスガードには、市販品と歯科医院で製作するオーダーメイドの2種類があります。どちらも『歯を守る』という目的は同じですが、実は製作方法からフィット感、保護性能まで大きな違いがあります。
市販品は、あらかじめ決められた形状のマウスガードを購入し、そのまま使用するタイプや、お湯で温めて自分の歯に合わせて成形するタイプが一般的です。手軽に購入できることや、比較的安価で始められることがメリットです。
一方、オーダーメイドのスポーツマウスガードは、歯科医院で歯型や口腔内スキャンを行い、一人ひとりのお口に合わせて製作します。そのため、歯並びや噛み合わせに合わせた高いフィット感が得られ、競技中も快適に装着しやすいのが特徴です。
つまり、市販品とオーダーメイドの最も大きな違いは、「既製品を自分に合わせる」のか、「自分に合わせて一から作る」のかという点にあります。

スポーツマウスガードは、実際に競技で使用すると、フィット感や装着感の違いが大きく現れます。
だからこそ、私たちは「どれだけお口に合っているか」を最も大切にしています。
市販品とオーダーメイドを比較してみよう

「市販品とオーダーメイドは何が違うの?」
その疑問を分かりやすく比較表にまとめました。
| 比較項目 | 市販品 | オーダーメイド |
|---|---|---|
| フィット感 | 個人差が大きい | 製作技術によって大きく異なる |
| 保持力 | 外れやすいことがある | 高い保持力が期待できる |
| 呼吸・会話 | 影響を受けやすい | フィットすれば自然に行いやすい |
| 快適性 | 違和感が出やすい | 違和感を抑えやすい |
| 保護性能 | フィット状態に左右される | 適切に製作されれば高い性能を発揮しやすい |
| 利用シーン | 緊急時・短期間 | 継続的なスポーツ |
このように、市販品とオーダーメイドでは見た目以上に多くの違いがあります。
特に競技中の快適性や保護性能に大きく影響するのがフィット感です。
次の章では、なぜ私たちが「フィット感」を最も重視しているのかを詳しくご紹介します。
オーダーメイドなら何でも良いわけではありません
市販品よりもオーダーメイドのスポーツマウスガードが優れている理由は、「オーダーメイドだから」という単純なものではありません。
実際には、使用する材料や製作方法、設計の考え方、そして製作する歯科医師や歯科技工士の経験によって、品質や装着感には大きな差が生まれます。
例えば、同じオーダーメイドでも、お口との適合が十分でなければズレや違和感の原因になります。また、競技特性を考慮せずに厚みや形状を決めてしまうと、呼吸や会話がしづらくなり、競技中に外してしまうこともあります。
だからこそ大切なのは、「オーダーメイドだから安心」と考えるのではなく、自分の競技や年齢、プレースタイルに合わせて設計・製作されているかという視点です。また、実際に使用した感想や競技中の使用感を次回の製作に反映できることも、オーダーメイドならではの大きなメリットといえるでしょう。

私たちは、スポーツマウスガードは「作ること」が目的ではなく、「競技中に安心して使い続けられること」が最も重要だと考えています。そのため、マイマウスピースでは競技特性や年齢、使用目的に応じてシングルレイヤー・ダブルレイヤー・マルチレイヤーの3種類をご用意し、一人ひとりに合わせたご提案を行っています。
市販品がおすすめな人・オーダーメイドがおすすめな人

市販品とオーダーメイドには、それぞれ適した使用シーンがあります。価格だけで判断するのではなく、「どのような目的で使用するのか」を基準に選ぶことが大切です。
市販品がおすすめなケース
市販品が活躍するのは、主に一時的な使用や緊急時です。
- スポーツマウスガードを忘れてしまい、試合や練習で急きょ必要になった場合
- 初めてコンタクトスポーツを体験し、まずはマウスガードを試してみたい場合
- オーダーメイドの完成まで、一時的な代用品として使用する場合
このようなケースでは、市販品の「すぐに購入できる」というメリットを活かすことができます。
オーダーメイドがおすすめなケース
継続してスポーツを楽しみたい方や、競技レベルが高い方には、オーダーメイドがおすすめです。
- 部活動やクラブチームなどで日常的に使用する方
- 公式戦や大会へ出場する方
- ラグビーや格闘技など、口元への衝撃が大きい競技を行う方
- フィット感や安全性、快適性を重視したい方
このような方にとっては、市販品よりもオーダーメイドのメリットを実感しやすいでしょう。

私たちは、市販品を完全に否定するつもりはありません。しかし、本格的にスポーツへ取り組むのであれば、オーダーメイドをおすすめしています。その理由は、高価だからでも、特別な材料を使っているからでもありません。一人ひとりのお口に合わせて製作することで、高いフィット感が得られ、競技中も安心して使い続けられるからです。
市販品とオーダーメイド、それぞれの特徴を理解して選びましょう
スポーツマウスガード選びで大切なのは、「市販品だから」「オーダーメイドだから」という先入観だけで判断しないことです。
市販品には、手軽に購入できるというメリットがあり、緊急時や短期間の使用には適しています。一方、継続してスポーツを楽しむ方や、安全性・快適性を重視する方には、一人ひとりのお口に合わせて製作するオーダーメイドが適しています。
大切なのは、自分の競技や使用頻度、求める性能に合わせて選ぶことです。
マイマウスピースでは、競技特性や年齢、プレースタイルに合わせて、シングルレイヤー・ダブルレイヤー・マルチレイヤーの3タイプをご用意しています。
「どのタイプを選べばいいか分からない」「自分の競技にはどれが合っているの?」という方は、お気軽にご相談ください。一人ひとりに合ったスポーツマウスガード選びをサポートいたします。
よくある質問(FAQ)

Q. 市販品をお湯で成形すれば、オーダーメイドと同じように使えますか?
お湯で成形する「ボイル&バイトタイプ」は、市販品の中ではフィット感を高めやすい製品ですが、歯科医院で製作するオーダーメイドとは適合性に大きな違いがあります。特に競技中のズレや装着感、安全性を重視する場合は、オーダーメイドがおすすめです。
Q. オーダーメイドなら、どこの歯科医院で作っても同じですか?
いいえ。同じオーダーメイドでも、使用する材料や製作方法、設計の考え方によって品質には差があります。また、競技特性を考慮した設計や、歯科技工士との連携体制によっても、完成するマウスガードは異なります。
Q. 子どもでもオーダーメイドのスポーツマウスガードは作れますか?
はい。むしろ成長期のお子さまこそ、お口に合ったマウスガードを使用することが大切です。ただし、歯の生え変わりや顎の成長に合わせて、約半年を目安に見直し・作り替えることをおすすめしています。
Q. 市販品からオーダーメイドへ替えるタイミングはありますか?
部活動やクラブチームなどで継続的にスポーツを始めたときや、大会への出場を目指すようになったときが、一つの目安です。安全性や快適性を重視するのであれば、できるだけ早い段階でオーダーメイドへ切り替えることをおすすめします。
Q. オーダーメイドは価格に見合う価値がありますか?
使用頻度や競技レベルにもよりますが、継続してスポーツを行う方であれば、その価値を実感しやすいと考えています。高いフィット感による快適性や、安心してプレーに集中できることは、市販品との大きな違いの一つです。
Q. 初めてスポーツマウスガードを作るなら、市販品とオーダーメイドのどちらがおすすめですか?
本格的にスポーツを続ける予定であれば、最初からオーダーメイドをおすすめします。一方で、「まずは一度試してみたい」「緊急で必要になった」という場合には、市販品が役立つこともあります。大切なのは、使用目的や競技レベルに合ったものを選ぶことです。
この記事内容について相談したい方はLINEへどうぞ。

コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。